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文化祭行ってきました

ソロ文化祭



別に誰に見られているわけでもないとは思うのですが。誰も興味ないとは思うのですが。

一人で他校の文化祭に行くのって、殊の外緊張するものでありますね。
特に中学生、高校生と他校の文化祭に全く興味が無く、大学に入ってからもその体を貫き通した私としては、ソロ文化祭は非常に高い心理抵抗がありました。

彼女は今年、友人たちと一緒に喫茶店を運営しておりました。
初めて大学祭で出店企画をするメンバーだったので、予定やシフトや調達等難航した部分もあったようですが、なんとか力を合わせて催行まで至ったらしいです。

コンセプトは色だそうで、喫茶店の名前は“なないろかふぇ”と言います。女子大生っぽいですよね(*‘ω‘ *)
出し物はパンケーキです。イチゴ味と抹茶味だったと思います。それに加えて緑茶とオレンジジュースです。
パンケーキは、パンケーキのトッピングをイチゴか抹茶から選ぶことが出来ます。

そしてパンケーキの中にはメープルシロップが入っております。

一応当初の予定としては、なないろかふぇなので、運営人数7人に即して7つの色を使った出し物を予定していたらしいのですが、予算の関係で無くなりました。
名残としてイチゴ、抹茶、オレンジが残ったそうな。因みに彼女は緑担当で抹茶でした。残って良かったと思います。


で、ここが重要なのですが、接客時はメイド服を着るそうなのです。

彼女のメイド服。見たい。

更に、当初予定に無かったものの、当日のノリだかなんだか分りませんが、メイド喫茶張りの

“美味しくなる呪文”

をパンケーキに掛けることになったそうです。

「他の男が彼女から魔法を掛けて貰ったパンケーキを食えるのになんで俺だけ食えないんだろう」

そう思うと、ふつふつと怒りにも似た何かがこみあげてきまして、ソロ文化祭でも構わぬ、私は行く!
そう決意することが出来ました。
漫画で良くある、精神が肉体を超越したと言うよりも、肉欲が精神を超越したとでも言いましょうか。


まーえっらい気恥ずかしさはありました。いつもより早く歩いてました。
お蔭で彼女に伝えていた時刻より早く着いてしまったのです。


14時に学校へ到着するくらいの予定でした。多分彼女もその体で動いてくれていたと思います。
しかし前述のとおり、比較的歩くのが早い私がガチ歩きしたので、15分ほど早く着いてしまいました。

学校へ着き、予定の時間より早いけどどうしようかなとふらふらしていると、彼女っぽい風体の女子生徒が目の前を通り過ぎ、厨房棟に入って行きました。

後で確認したところ、その人はやっぱり彼女だったのですが、裸眼視力が0.3の私はそこまで自分の認識能力に自信が持てず、声を掛けることが出来ませんでした。

それが全ての始まりだったのです。

彼女っぽい人影を見送り、逡巡して、あれはやはり彼女だったと思い直しました。
ので、その場で待つことにしました。
仮に、私がその場から動いて喫茶店に向かったとしても、私は見ず知らずの人から美味しくなる魔法を掛けられることになります。
すげー恥ずかしい。一人だし。辛いし。って言うか大変申し訳ない。何かもう、絶対ニヤける。これまでない気持ち悪さで絶対ニヤけるから、それだけは心苦しく、また、彼女の友人にそんな気持ちを抱かせるわけにはいかない。

そう思い、虚仮の一心で厨房棟から出てくる彼女を待ちました。

10分経ちました。
彼女は出てきませんでした。
流石に遅い。
別のルートがあって、そこから教室に向かっているか、もしくは喫茶店関係者とは関係ないメイドだったか、或いは喫茶店関係者ではあるものの彼女ではなかったか、まぁ取りあえずあの姿は彼女ではなかったのではないかなーなどと思いつつ、喫茶店に足を運びました。

とは言え、私の目っておかしいって言うか結構べた惚れしてる恋人を持ってる人は分かると思うんですけど、雑踏でも比較的恋人って見分け付くじゃないですか。
俺は多分、立ち方と歩き方と歩くときに生じる体の揺れとか、えらい綺麗な髪とか、そう言った物から彼女を判別している節があります。
比較的判断要素は多いので、間違えるような事は無いのではないか、とも思っておりました。彼女の判断に関して言えば、自分なりにそこそこ自信がありました。

実際どうなんだろうなーなどと思いつつ喫茶店の受付に入りますと、予想通り彼女は店内に居ませんでした。

あーこれ完全にまだ帰ってきてない奴だなーと思いつつも抹茶のパンケーキと緑茶を注文し、受付を済ませ、3つあるテーブルの内一つに案内され、ただ一組一人で来ている気まずさを満喫しておりました。

多分、緑茶が来るまでの間5分くらいだったと思うのですが、気まずさのあまり呟いてました。

ついったー

ぶっちゃけ面接と同じくらい緊張した_(:3」∠)_
普通に根暗なので、目立つ行動が苦手です。なので人と違うことをすると超落ち着きません。
周りは4人とか5人とかの団体で来ていて、パンケーキが来るたびにメイドさんから

「美味しくなーれ♪」

の魔法を掛けられているのです。そんな中一人スマホを握る男。
ひきつった笑みを浮かべる、ひょろい、20代前半と思しき、スマホを握る男。
悪目立ちしていました。いやまぁ実際周りの人はそんなに気にしてないとは思うんですけど私が気にするんです!中々スリリングな体験でした。

そして、とうとう、彼女は到着せず、私のパンケーキは、無情にも、私の目の前に置かれました。

「お待たせしました!それでは、今からこのパンケーキに」

さすがにヤバいと思いました。

「すみません!彼女って居ますか?」

「え?」

「えっとすみません、僕、彼女の彼氏なんです!」

多分緊張してて声が凄いでかかったと思う。周りの人みんな見てた気がする。

「あーあー!そうなんですか!すみません!今…彼女ちゃん居ないよね?」

「うん、厨房棟じゃない?」

「あーすみません!いやすみませんってのもどうなんだろwえっと、じゃあこれ、一旦下げますね!」

「大変申し訳ないです!ありがとうございます!」

彼女がいつもお世話になっておりますだとか、そう言った出来る彼氏要素を全くアピールせずに(いやまぁ出来る彼氏ではないんですが_(:3」∠)_)我を通していく私。
いやー全く何とも、申し訳ない。色々と。

でもあのまま制止せずに魔法掛けられていたらえらいことになっていたと思うから、これは個人的にかなりファインプレーだったと思うんですよね:D

一旦下げて貰ったパンケーキ。ただただ彼女の帰りを待つ私。新しいお客さんが3組くらい入ってきたところですかね。その辺りで彼女がやってきました。
めっちゃ可愛かったです。来て良かったと思いました。

帰って来るなり受付の人から恐らく事の顛末を聴かされて目を白黒させている彼女。裏に引っこみ、先ほど下げて貰ったパンケーキを私の所に持ってきてくれました。

なんて言われたか半狂乱状態だったのであんまり覚えてないのですが、よく来てくれたみたいなこと言われた気がします。welcome to league of draven状態。

目の前にパンケーキがあるので、必然的に魔法の話になります。
どうやら魔法はA、B、Cがあるらしいです。それは、他のお客さんがやってる時に耳をそばだてていたので知っていました。
そして、私はその話を聴いたときに既に何にするかを決めていたのです。

「Cが良い!」

「なんで?w」

「お前的に!」

俺の発言の半分くらいは彼女にとって理解しがたく、そういう時は決まって彼女は微笑んでくれます。優しいんです。
因みにこれは彼女のカップ数に起因しています。実際もっと大きいんですけどね。たゆんたゆんなんです。

「じゃあCですね。Cの魔法は、まず右手の人差し指を出して貰いまして」

彼女のジェスチャーに追従する私。

「一回転」

「一回転」

物凄く真剣な声でオウム返ししたと思います。多分目もマジでした。

「次に左手の人差し指を出して貰いまして」

「一回転」

「一回転…」

ゴクリ、と生唾を呑みこみながら回転させる私。ここまで、メイド服を着た可憐な女性に操られるかのように、必死の形相で両手の人差し指を回転させた男の話になります。

で、次にどうしたのかちょっと忘れたんですけど、呪文はビビデバビデブーだったと思います。ブーだけハモりました。
これで本当に美味しくなったのでしょうか?

なったんです!!!!!


「私何気に抹茶味食べてないんだよねww」

「試食しなかったんだ?w」

「そうそう、なんか食べる暇なくてさー」

「そうなんだ、じゃあこれ食べるー?」

切り分ける俺。しかし微妙に切れない。悲しみ。

「貸してー」

と言う彼女に手渡しました。上手にフォークを操るも、中々思う様に切れません。

「マジ首の皮一つで繋がってるんだけどwwwwww」

この時もそうですけど、彼女が来てからというもの、本当に一人でスマホポチポチしてた奴とは思えなくらいでかい声で話していた気がします。すげー迷惑でした。この場を借りて深く謝罪致します。

「うぬー中々切れない…」

「そうだねー、手使っちゃえば?」

「ううーん」

呻きながらもなんとか彼女は首の皮一枚を断つことに成功し、そのままパンケーキの一かけらを食べました。

「あ、美味しい」

「俺も貰おうかなー」

彼女からフォークを貰って口に運ぶと、なんともまったりとした甘さと抹茶の仄かな甘さ・苦味の香が口いっぱいに広がり、想像していたより美味しい出来にびっくりしてしまいました。

「美味いね!」

「あ、そう言えば私一人で呪文掛けるの初めてだわ」

「そうなの?」

「うん、新人だからさwいつもみんなと一緒にやってた!」

「そうなんだwなんか嬉しいなw」

この後もパンケーキを食べながら談笑し、時折彼女は他のテーブルへ魔法の呪文を掛けに行ってはこちらに戻ってくる、と言った形で時間は進んでいきました。

そうこうしてる内に15分くらい経ちました。

「あ、私そろそろ厨房戻らないと」

「マジ?じゃあ一緒に行こうよ!これ(食べ終わったお皿類)このままでいいのかな?」

「うん大丈夫!」

「よし!じゃあいこっか!」

そして喫茶店から出て厨房棟へ向かいました。途中ずっと頭撫でてました。

「頭撫でれて幸せーwwww」

意外と頭撫でながら歩くってしたことないなーって言うか、彼女は公共の場でいちゃつくことを嫌がるのであんまりやってなかったのですが、文化祭だと特例なのでしょうか。結構満更ではない感じでそれも可愛かったです(*‘ω‘ *)

厨房棟の前、俺が先ほど待っていた所に差し掛かり別れることになりました。

「美味しかったわ!この後も頑張ってねー!」

「来てくれてありがとねー!気を付けて帰ってね」

「おう!おつー!」

恒例のハイタッチをして私たちは別れましたとさ。


他校の文化祭って結構緊張するので、今度は友人を連れて行こうと思いました。
って言うか彼女の友達に、「彼氏ぼっちなのかしら」って思われてないかが心配です。
いやまぁぼっちっちゃぼっちなんで良いんですけど…まぁ世間体はちょっとくらい見栄張りたいですよねー_(:3」∠)_

まぁ何にせよ楽しかったです!何気にパンケーキも初めて食べました。美味しかったです。

因みにあの後、彼女はずっと厨房だったので…多分この文化祭を通して、彼女一人で魔法を掛けたのは私が初めてだと思います。
いやーなんか良いですよねそう言うの(*‘ω‘ *)
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